はじめまして|元国税調査官の税理士が経営者の伴走者を目指す理由

皆さま、はじめまして。

大阪府堺市を拠点に活動しております、Kinsho税理士/社会保険労務士事務所の金正 有史です。

本日からこのコラムでは、経営者の皆さまに向けて、税務・労務・財務に関する実務情報をお届けしてまいります。



初回は、私がこの道を選んだ理由についてお話しさせてください。


「元マルサ」の私が、納税者の味方として歩む理由


私は大阪国税局に入局し、税務署での一般調査・特別調査を担当した後、国税局査察部、いわゆる「マルサ」と呼ばれる部署において査察調査に従事してきました。

現場で向き合ってきた税務調査は、大小あわせて500件を超えます。

税務署での通常の調査から、国税局での査察事案まで、立場や規模の異なる多くの企業と向き合う中で、私はある共通点に気づきました。

それは——
税務調査という“非日常”の出来事に直面したとき、多くの経営者が強い不安と孤独を抱えているという現実です。

「もっと早く相談できていれば」
「正しい知識があれば、防げたかもしれない」

そう感じる場面に、何度も立ち会ってきました。


調査する側から、支える側へ

調査の現場で数多くの経営者と向き合う中で、私の中に一つの想いが芽生えました。

それは、
「問題が起きてから向き合うのではなく、起きる前に支える存在になりたい」という気持ちです。

税務調査は結果であって、原因ではありません。
日々の経営判断の積み重ねが、数年後の税務リスクにつながります。

そして経営者は、常に決断の連続の中にいます。

売上をどう伸ばすか
人を雇うべきか
役員報酬はいくらにするか
設備投資をするかどうか

その一つひとつの判断の裏側に、税務や労務の視点が深く関わっています。

だからこそ私は、調査官として指摘する側ではなく、
“判断の前に伴走できる存在”になりたいと考え、独立の道を選びました。

私が大切にしていること


私の役割は、単に数字を整理することではありません。

数字の裏側にある背景や想いを理解し、
経営者が本業に集中できる環境を整え、
長期的な視点で一緒に考え続けること。

税務や労務の判断は、経営の方向性そのものを左右します。

だからこそ私は、「社外参謀」として伴走する姿勢を大切にしています。

専門用語で威圧するのではなく、
難しいことをできるだけ分かりやすく。

不安を煽るのではなく、
安心して判断できる材料を提示すること。

それが、私のスタンスです。

誠実さと対話を大切に


私の座右の銘は

「Advance our life」——決断と行動、その先にある成長を共に。


経営は、挑戦の連続です。
その一歩一歩が、会社と経営者自身の未来をつくっていきます。

だからこそ、税務のことはもちろん、
経営の小さな疑問や将来への不安も、どうぞ一人で抱え込まないでください。

相談することは、前進のための行動です。

その決断の先にある成長を、共に支えていける存在でありたいと考えています。



このコラムでは、日々の経営判断にすぐ活かせる実務情報を、分かりやすく発信してまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。